断酒

お酒をやめることにメリットはあるの?300日成功しました

2015-06-03

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お酒をやめて300日

お酒をやめて300日経過した。

追記(2021/04/21):現在2400日を超えて継続中です。

このブログ記事に辿り着いたあなたは、昨日飲み過ぎただけでなく、後悔するようなことをしてしまったのではありませんか?

以前の私はお酒を飲むとよく後悔していました。ほぼ毎回記憶をなくすので、たまに記憶があると安心し、まわりの人から特に何も変なことはしていないと聞くと、胸をなでおろしていました。

じゃあ、そもそも飲まなきゃいいのにやはり飲んでしまう。

もしあなたがよく記憶をなくし、休肝日もなかなか作ることができず下記の厚生労働省サイトに記載の項目に当てはまるような状態であれば、私と同じようにピタッとお酒を止めることをおすすめします。

私は特にビールが大好きでお酒とは主にビールのことです。

なぜビールかっていうと、焼酎も日本酒もワインも紹興酒ももうなんでも大好きなんですが、度数の強いお酒もビールの勢いで飲んでしまいw

もう、ビール以外を飲むと、それはそれは酔っぱらってしまうので、最初から最後までビールにしていたのです。

厚生労働省 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス より引用

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引用:厚生労働省 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス アルコール依存症 アルコール依存症(alcohol dependence syndrome)のICD-10診断ガイドライン

上記の厚生労働省の表に私は6項目がランダムに当てはまり繰り返していた。

私は休みの前だけ飲み、飲みはじめて適量で止めるような「程よいお酒」はできなかった。

私はこれまで数え切れないぐらい節酒を試みたし何度もやめることに失敗した、しかし今回は成功している。

いま、もしあなたが少しでもお酒をやめようという気持ちになっているのであれば、そこに希望がある、これまで失敗していてもその気持ちを大切にしてほしい。

私はお酒をやめた最初のお酒欲求を紛らわせるために無理やりポジティブな部分に目を向けた。

今回はお酒をやめ300日経過したらどんな変化が起きるのか、お酒をやめるとどうなるのかのメリットにスポットを当てて書いていきます。

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お酒をやめるメリットはあるのか?

以下の経過は以前50日の時に書いた記事からだが、その後は100日経過しようが200日を過ぎようが、劇的な変化はない。
普通に調子がよいのです。

■やめた日数と音楽の感じ方

  • 1日目
  • 「もう、飲まない」と強い飲酒欲求のなか、無理やり寝る。

  • 2日目
  • 会話で話すべき言葉が昨日までと違いよく浮かび、言葉を選ぶ余裕ができる。夜になると飲みたいが、またまた無理やり寝る。

  • 3日目
  • いつも車の中で、ランダムにipodから曲をかけてるのだが、ギターの倍音、シンバルのきらびやかさ、ベースの包容感、コードチェンジの快感、最近聴こえなかった音が聴こえたような気がした。
    2日も飲まなかったので、今日はいいだろうという飲酒欲求が起きるが我慢出来た。

  • 7日目
  • 朝、車のなか、たまたま始まったナンバーガールの「透明少女」が、まるで初めてこの曲を聴いた時のように、鮮烈なイメージが頭の中に浮かんできた。
    酒が脳みそを鈍らせ、感じる力を削いでいたことを確信。

  • 14日目
  • ギターの音が気持ちよくてしょうがない。

  • 30日目
  • 音楽を聴くことが楽しみになり、特に若いころ聞いていた音楽に新たな発見がある。
    また、音楽だけでなく流し読みしていた雑誌が面白い、文字を読むスピードが上がる、一つ一つの単語の意味を理解するスピードが上がる。

  • 50日目
  • 歳をとるといろいろ我慢しなきゃいけないけど、こんなに音楽がよく聴こえるのならこの先、お酒を飲まなくても良いと思える。
    プライオリティの高さは人によりだが、音楽が好きで本当によかったと思う。

普通に調子が良い?

常に普通に調子がよいので、調子がよいことに慣れてしまったのだろう。

「普通に調子が良い?」そんなメリットじゃあ「やめるなんてやってられねーよって」思いました?

私フカジはこの普通な毎日をすごし、長期のお酒が本来自分の普通の調子よりかなり低いパフォーマンスになっていたことに気づきます。

日常生活での変化は「普通に調子がよい」。
だが一つ私にとってとても大きなこと、お酒を日常的に飲み始めてほとんどなくなっていた、若いころ情熱を注いでいた音楽への感じ方が変化した。

以前は時間があればお酒を飲んでいたところ、お酒をやめた後ギターを弾いたりエフェクターをいじったり、音楽を聴いたりとどっぷりと音楽漬けになってしまった。

上記の「やめた日数と音楽の感じ方」の7日目ぐらいからはっきりと変化を自覚した音楽を感じる力は、日数を重ね聴けば聴くほど、ギターを弾けば弾くほど自分に跳ね返り、音楽が強烈な快感へと変化していた。

人間は快感のために生きている

アルコールは日本の20歳以上にとっては、なによりも手っ取り早い快感だ。
法律でも認められ、ものによってはジュースより安く購入でき、飲めば嫌なことを忘れて間接的にハッピーになれる。

イリーガルドラッグならお金がいくらあっても足りないし警察に厄介になる、SEXも最高だが相手をどうにか口説かなければいけないし、同じ相手だとだんだんマンネリしてくる。
音楽は音楽を感じるチャンネルを持ってない人は感じられないし、ギターをFコードで挫折する人は始めた人の半分ぐらいはいるんじゃないかな?

酒は現実は何も変わらないが簡単に手に入り、下戸の人以外は飲めば気持ちよくなる。
このお手軽さがやっかいだ。

元々私フカジはハマりやすかった。
十代の頃、音楽が好きになりギターを始めて、日常生活の全てロックに染まってしまった。
着る服、観る映画、読む小説など全てが基本ロックを基準にし、毎日毎日時間が許す限り何時間もギターを弾いた。一晩中ギターの練習で夜が明けたこともよくあった。

そしてその後、20歳を過ぎお酒の味を覚えて、ギターの練習をしている時間がお酒を飲んでいる時間にそのまま変化していった。

飲み友達でしょっちゅう集まり、おいしい酒が飲める旨い料理の店を探す、休み前日は朝まで1人で酒を飲む、起きて昼からビールを開ける。

ハマり体質と依存体質

そもそも楽器にしろ、スポーツにしろハマらなきゃ上達しない、好きこそものの上手なれという言葉どおりだ。

若いころ、ギターを始めて最初は指は痛いし弾けないしどちらかと言えば苦痛だったが「弾きたい」という情熱があった。
そしてその苦痛に耐えつつしばらくすると、徐々に弾けるようになり自分で弾くギターが快感に変わる瞬間があった。

いまだに覚えているのはローコードのD、G、Aを覚え、ぎこちないながらもストロークしながらコードチェンジできた瞬間だ、なんて気持ちのいい響きなんだろうと思った。

お酒もそう、最初は苦いだけだったビール、「旨い」と感じるようになった瞬間があったはずだ、、、覚えていないけど。

「ハマる」とはなにかと言うと、快感への依存だ。
お酒をやめ脳みそがピュアになり、布袋さんやヤマジカズヒデさん、スティービーレイボーンのギターの音を聞くと快感の脳内物質がドバドバ出てくるのがわかる。
CDで聴いてこれだけ気持ち良いのだから、良い音のするギターやアンプで弾いてる本人達はざそ気持ち良いのだろうと思う。

私はずっと音楽が好きだったのでミュージシャンに焦点を当てるが、才能とはどれだけその物事にハマることができるかの能力でもある。

ハマり先を間違えると危険な体質でもあるのだが。

第一線で活躍し続けるミュージシャンは、様々な誘惑を断ち切って音楽に向かい続けることができる強靭な精神力の持ち主である。

そう考えると、今お酒をやめようと考えているのであれば、お酒に変わる自分が夢中になれることを探したほうが、結果的にお酒をやめることへ結びつく。

歳をとると新しいことを始めるのは、覚えが悪く若い時より苦痛を伴うと思うので、シラフで過ごす時間が軌道に乗るまではまず、過去に夢中になったことを引っ張り出す方がよいと思う。

ここまで話を引っ張って申し訳ないが、音楽の聴こえ方の変化、感じ方の変化などお酒をやめるメリットとはすなわち本来の自分への回帰だった。

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お酒をやめると本来の自分を取り戻せる

仕事で疲れているせいか、飲むとすぐに寝てしまうようになり、酒を飲んでも酔いの快感が持続しないようになった。

30代後半ぐらいから仕事で本調子になるのは朝11時ぐらいと、明らかに仕事のパフォーマンスが落ち、仕事が溜まりつつ結局それを忘れるため夜またお酒を飲むという悪循環。

過去に何度もやめようと決意したが結局失敗、初めてこんなに長く続いている。
続いている理由は、精神的、肉体的に普通のパフォーマンスですら出せなくなっていたこと、そして負けたくなかった。

これまで病気になっても、結構な額のお金や免許証など入った財布をバッグごと落としたり、多くの人の前で酔っぱらい醜態をさらしても飲み続けたお酒をやめて300日、普通に調子の良い毎日が続く。

当たり前だが、もともとの自分なのでお酒をやめたところで自分の能力以上のことが発揮できるわけではない。

しかし、お酒をやめて悪いことなど今のところひとつも見当たらない。
音楽やギターの快感を取り戻したことは何にも代えがたいメリットだ。

そして飲酒しなければ緩やかだが歳をとっても成長できる。

ロックは若者のもの?

それは違うことがわかった。

お酒の飲み過ぎか、歳を重ねて感覚の鈍った人間か、元々感じるチャンネルを持っていないひとの言葉で、こんな気持ち良いことを若い時だけの快感にしておくのはもったいない。

数年前、ラフィンノーズとニューロティカのライブを見た。

チャーミーは相変わらずの最高の笑顔を見せていたし、アッチャンは最高に楽しそうだった。
感覚をピュアにしておくと、生きてる間ずっとロックは快感をもたらしてくれる。

飲酒を続けた自分と比べることができないのではっきりとは比較できないが、これからさらに歳をとるにつれて、健康面などでのメリットが出てくるのだろう。

先日ゴールデンウィークに家族で遊園地にでかけた。

お昼時、ある知らない家族が芝生でお弁当を広げ、子供たちと食事をしながら夫婦で紙コップの生ビールを笑顔で乾杯をしていて、「ちょっとうらやましいな」と思った。

あつい日差しと生ビールののどごしは、休日の開放感をオーバードライブさせること思い出したが絶対に戻らない。

300日経過して20年弱飲んでいたことを後悔したが、全て責任は自分にあって、20年飲んだことも自分と納得。

「余計なことはし過ぎるほど良い」と、スピッツのマサムネさんは歌った。

お酒で潰した時間があったからこそ気がつくことができて今がある。

酒を飲んで本来のあなたをごまかしていませんか?

お酒をやめようと思っているあなた、まだあなたの脳みそは死んでいない。
やめようという気持ちが残っていることはまだ本来の自分に戻ろうとする気持ちがある証拠です。

はじめるなら今夜から。
無理やり寝ることがスタートです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

追記:晩酌をなかなかやめることができないあなたへ

かれこれ断酒は継続し、いま2400日以上断酒しています。

20年以上毎晩毎晩飲んでいた焼酎やビール、飲んでいた頃を思い出すと、つくづく酒にコントロールされていた。

酒を飲んでいた頃は誰かに「お酒やめたほうがいいよ」なんていわれると、私は本当にうざく感じたので、飲みたい人に私はなにもいわないようにしました。

でも、いまこの記事を最後までよんでくれたあなたは、お酒をやめたいと思っているのではありませんか?

いま「いまやめたい」と思った気持ちはとても大切、そのままにしておくとやめたい気持ちは数時間後、体調が回復するとどこかへ行ってしまいます。

そしてまた新しいビールの缶を開けます。

せっかく出てきた「やめたい」という気持ちから、いますぐ行動に移してください。

私から提案です。

いま自宅でアルコールの感受性を検査できます。

あまり現実をみたくはないかもしれませんが、断酒のきっかけです。

金額は5278円(※税抜き)と飲み会1回分ほどの金額です。

私は断酒後100万以上酒代が浮いている計算ですので、アルコールの感受性検査の金額は酒をやめるとすぐに元がとれます。

あなたが今後使うであろう飲酒金額を考えるとかなり効率的な投資です。

>>自分を知るために「アルコール感受性遺伝子検査キット」 →こちらから

私フカジが実際に検査した記事も書いています。

関連記事:【レビュー】GENOTYPIST アルコール感受性遺伝子検査キットの断酒への活用方法

【おすすめ】酒の代わりの飲み物

お酒の口寂しさを紛らわしてくれる飲み物では無糖の炭酸水が一番です。
もう10年ぐらい炭酸水飲んでいますが、その中でも最近ハマってて最強ともいえるのがこの梅の炭酸水、まるで梅酒サワー。
くわしくはこちらで見れますのんでみてください↓↓↓


断酒1500日を超え継続中です

おかげさまで多数のアクセスをいただいています、ありがとうございます。

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