ガーってやればいいんだよ

BOOWY時代の布袋寅泰のセッティングのヒント

布袋 機材 セッティングI
画像引用:バンドスコア、BOOWY GIGS CASE OF BOOWY 1+2 スコアハウス社 P159

BOOWY時代の布袋寅泰のセッティング

類稀な体型と人と違うことをするというマインドが、布袋さん独自のピッキングやストロークを生み出し、唯一無二の音を形成したと思われます。
よく布袋さんのコピーをする時は、まず身長190にすることから始めないと、とか冗談でいわれますが、あの音を出力するには、あながち間違っていないのかもしれません。
しかし機材面やセッティングで近づける音も多く、その音だけでもファンとしては出したいものです。

すでに多くの方々が気合の入ったマニアっぷりをアップしていますが、BOOWYはビートルズのように、この先ロックがある限りファンを生み出していくと私フカジは思っていますので、これから布袋さんのBOOWY時代のコピーをしようなんて方の参考になればと思います。

GIGSなど色々な雑誌でBOOWY時代の布袋さんのセッティングや音について特集が組まれているようですが、私がアルコールに溺れている時に出版されているので未読です。また、今購入しようとすると値段が高く手が出ません。

それらの雑誌には今回引用する内容よりも詳しい情報があると思います。
しかし、まだネットもなく情報もあまりない時代に、何度も何度も繰り返し読んだこのプレイヤーの連載は布袋さんがあの時代に直々に書いた貴重な内容です。BOOWY時代と言っても、時期により使用するエフェクターもギターも違いますが参考にしてください。

ブースターとしてのディストーション使用

ソロなどでの歪みの基本的な使い方ですが、布袋さんもそのように使っていたようです。

特長といえば、ディストーションを2つ使い分けてる所と、ラインセレクターとデジタルディレイのコンビネーション。
 ディストーションというと、単に音を歪ませるだけのものと思われがちだけど、マスターヴォリュームの要領で、歪みをゼロにして、ヴォリュームを上げればソロの時などとても便利です。
 コンプレッサーを使った時の様な不自然な立ち上がりを防いでくれて、とっても自然な感じでソロにつなぐ事が出来ます。
 デジタルディレイのほうは、10通りのメモリーをフットスイッチで呼び起こしたり、ホールドを使ってツインリードみたいに使ったりして、ライブでもかなり幅広い音をギター1本で出す事が出きるのネ。
 アタッチメントの使い方としては、エイドリアン・ブリューのと似ているみたい。 特に、ラインセレクターで2チャンネルに分けて全く違う音(何種類ものエフェクターを同時にON)を1度にON・OFFする所なんかね。

PLAYER 1984年1月号〜布袋寅泰「自分自身の音を確立する事と、音そのものに常に敏感であれ!」の巻より

アンプのセッティング

アンプのセッティングは12時あたり、基本クリーンでエフェクターで歪ませ、ギター側のボリュームは若干絞り気味を基本としているようです。

それから、質問のお便りに多かったのが、アンプのチューニングについて。 演ってる曲の感じにもよるけど、アンプはなるべく歪ませずにそのギターの本来の音が生きる様なセッティングが良いです。 イコライジングも、トレブル10とかミドル10とか、上げすぎずにB、M、Tの順で5、5、6くらいの感じでネ。 マスターボリュームを10にして、もうひとつのボリュームで音量を決めるのネ。 ギターのボリュームも全開より、腹8分目くらいの方がストロークにしてもカッティングにしても音が立ちます。 
PLAYER 1984年 5月号〜布袋寅泰 曲を印象づけるという意味ではとても重要なリフ!+質問コーナー(番外編)

新しい当たり前の音を作りたかった

ハーモナイザーをかけっぱなしにした音を当たり前にしたかったとのこと、鈴木賢司さんとの対談ですが、この鈴木賢司さんとは、布袋さんと吉川晃司さんを出会わせた方で、誰もがぶっ飛ぶ「Scuttle Buttin’」で幕を開けた、スティーヴィー・レイヴォーンの日本公演の3日間、オープニングアクトを務めたということです。

20年以上前にこのレイヴォーンのビデオを友人に借りましたが、コーラスかかってて布袋さんっぽい音だな〜と思った記憶があります。

 ーーー◇布「うん。 最近ネ。 何ていうか、ハーモナイザーがかかってる音っていうのをあたりまえにしちゃいたいの。 ディストーションとかコーラスなんか、いつもかけててあたりまえでしょ? エフェクターの使い方も2通りあるネ。 音の素材として使うか、効果音的に使うか。 最近色々と考えてるんだ。 真剣に。」
■鈴「この間、スティーヴィー・レイヴォーンのオープニングを3日間演ったんだ。 あの人もブルースなのに、ハーモナイザーうすく使ってた。」

ーーー◇布「エフェクターも完璧に自分のスタイルになるまで使いこなすのって大変だヨネ。 エレクトロニクスもんとか。 でも、せっかく時代が゛どうぞ・・・使って下さい”ってさしのべてる物を使わない手はないと思うネ。
PLAYER 1985年5月号 〜布袋寅泰 ギタリスト対談―鈴木賢司編!〜

クリーントーンと歪みについて

BOOWYの音のクリーントーンと歪みの音のヒントが以下の文の中に沢山詰まっています。

えーっと、今回はクリアーな音作りと、歪んだ音作りの例を僕の経験をもとにとりあげていってみたいと思います。 まずはクリアーな音作り。
やさしいニュアンスや流れる様なアルペジオ、広がりのある音空間を演出するには、クリアーで音の輪郭のはっきりしているサウンドが必要となってきます。
僕の場合何種類かのクリアー・サウンドをプログラミング・エフェクトボードで作り分けて使っています。
まず→パターンとして゛ギター→コンプレッサー→ステレオ・コーラス→ディレイ”という広がりを持たせながら、アタックを強調したサウンド、もう一パターンとして゛ギター→ハーモナイザー→コンプレッサー→コーラス→イコライザー→ディレイ”というキラキラと鋭角的なニュアンスを含んだサウンド。
同じクリアーなサウンドでも曲の構成に合わせて使い分けていくと、バリエーションをもたせたり、ワンパターン化をさけるという意味で役立つと思います。
最近のデジタル・ディレイはプログラミング機能がついているものがほとんどなのでうまく使うと色々な効果を得る事ができます。
常にショートディレイで空間に厚みを持たせておいて、ポイントでモジュレーションを加えたり、ロング・ディレイでダブ効果を持たせたりetc…。
色々なディレイ効果を楽しむのも、クリアーなサウンドアプローチをする時大切なものになってきます。

次にディストーション・サウンド。 バッキングのためのものと、ソロのためのものを作り分けるのがポイントです。
僕は゛ギター→コンプレッサー→オーバー・ドライブ→ノイズ・ゲート”をバッキングに、゛ギター→コンプレッサー→オーバー・ドライブ→ディストーション→ステレオ・コーラス→ノイズ・ゲート”をソロに使っています。 
もちろん曲に合わせたディレイは不可欠です。 
大切なのは、コンプをうすめにかける事と、オーバー・ドライブで歪めすぎない事。 輪郭がはっきりしなくなっちゃうから、リズミックな部分を失う事になります。
あくまでバッキングはソリッドに…っていう所あるでしょ? 
エフェクターは1目盛でニュアンスがかなり変わってくるから使い方には気をつけなくちゃね。

PLAYER 1986年5月号 布袋寅泰〜クリアな音、歪んだ音創りの一例。〜

BOOWYのギターの基本ディレイタイム

「40m/sのショート」「365m/sのロング」この2種類を基本としていたようです。

ーーーディレイの使い方のポイントを教えて下さい。
…僕の場合っていう答え方しかできないけど、バッキングの時は、40m/sのショートと365m/sのロングを使い分けてます。 BOφWYの曲のリズムがちょうど365にはまるみたいです。 クラウディーハートのイントロからイメージダウンのカッティングまで使えます。 ディレイタイムは、その曲のテンポとの関係がポイントとなるので刻んでみて決めていくとシックリ来ると思う。
PLAYER 1987年4月号 質問にお答えしますvol 2。〜

ノイズゲート、ハーモナイザー、弦の太さ

MOS-DとMAXONのNG-01の関係が見えてきます。

ーーーNo.4。 MOS-Dのノイズ、ハーモナイザーのピッチ、弦のゲージ等を教えて下さい。

 …MOS-Dはシールドをたくさん使うからノイズが出そうだけど僕は最後にいつもノイズゲートをかましているので気になりません。 レコーディングでも問題無しです。 ハーモナイザーは常に1オクターブ上にセッティングしてうすめにかけて広がりを出してます。 弦はフェルナンデスの0.10のセットを使ってますがもっと太いのを使いたいと思ってます。
 
PLAYER 1987年4月号 質問にお答えしますvol 2。〜

BOOWY時代の布袋寅泰使用機材

    ディストーション

    ・YAMAHA ハーディスト DI-03
    ・YAMAHA ディストーション SHD-100
    ・PROCO RAT vintage
    ・Chandler TUBE DRIVER

    オーバードライブ

    ・KORG OVD1

    コンプレッサー

    ・KORG CMP-1

    ・BOSS CS-2

    オクターバー

    ・PEARL OC-07

    コーラス

    ・Ibanez バイモードコーラス  BCL

    ハーモナイザー

    ・MAXON HD1000

    ディレイ

    ・KORG SDD-3000

    イコライザー

    ・MAXON GE1500

    ノイズゲート

    ・MAXON NG-01

    プログラミングボード

    ・MOS-D

    アーリーリフレクション

    ・YAMAHA SPX90

    アンプ

    ・ROLAND JC160

最後までお読みくださいましてありがとうございます。

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