ギタリストの機材

今井 寿(BUCK-TICK)のTABOO〜悪の華での使用機材

2015-05-23

BUCK TICK 今井 ギターIMG 2048
出典元:別冊宝島1990 EG 宝島社

BUCK-TICK(バクチク)と今井 寿

ギタリストやミュージシャンを表現する時「変態」や「やらしい」など普通では悪口としか取られないような言葉を褒め言葉として使用されるが、今井さんは更にどの言葉をも突き抜ける強烈な個性の固まりのギタリストだ。

BUCK-TICKはギターが2人いることで、もう一人の星野さんにギターとしての役割を任せ、今井さんは自由にギターという楽器を超えた音を出している。

普通の感覚ではギターを手にしたらあんな使い方はできない。

そもそも右利きなのに、左用のギターを持ってレフティーでギターをマスターしているというところから変わってる、このギターのスタートの仕方が全てを物語っているようだ。

人と違うことをしなきゃ気がすまない、でもギタリストとしてやっているという軸のブレない芯のある人。

あくまでフカジの妄想だが、同郷ということもあり初期からBOOWYを見ていたという。ひょっとしたら布袋さんがいなければ今井さんはギターを手にしていないんじゃないかな、なんて思ってしまう。

もしギターを手にしていなくとも、かなり変わったことをしつつも世の中に受け入れられる類稀なアーティストになっていたと考えられる。

1990年 アルバム「TABOO」〜「悪の華」頃の機材

メインギター

※BUCK-TICK 今井モデル
・フェルナンデス 今井モデル バイオリン型ヘッド
ボディ:セン、ネック:メイプル、指板:ローズ
ピックアップ:FGIテクノロジー
・フェルナンデス 今井モデル ストラトタイプ
・フェルナンデス テレキャスタータイプ(白)
派手なペイントが施されているジャクソンヘッドではなく普通のテレキャスのようなヘッドのギター、ハリーアップモードのブックレットに写っていたような、、、
・フェルナンデス テレキャスタータイプ(黒) 
フロントPU:ブレード、リアU:ハムバッキング
→悪の華のレコーディングではメインで使用されたというギター
・P-プロジェクト ストラトタイプ
初期今井モデルの赤や黒のペイントは坂本龍一さんのアルバムB2-UNITのジャケからインスパイアされたものであるという
BUCK TICK 今井 ギターIMG 2051
出典元:別冊宝島1990 EG 宝島社

アンプ

BUCK TICK 今井 ギターIMG 2050
出典元:別冊宝島1990 EG 宝島社
MESA BOOGIE 2台
以前はダンカンを使用していた。delay系の音をステレオに振り分けそれぞれに送っている、EQ設定は微妙にハイが高いとのこと。

エフェクター

BUCK TICK 今井 ギターIMG 2049
出典元:別冊宝島1990 EG 宝島社

■ラック

・デジテック ピッチライダー7000 MarkⅡ
・KORG ギターシンセ MIR
・ヤマハ SPX
・ヤマハ EQ
・MAXON EPP400
・MAXON DMD2000
・MAXON ハーモニクス・ディレイ
・BBE マキシマイザー

■コンパクト

・TURBO RAT
・RAT2
・BIG MUFF USA
・BOSS GE7 2台
・BOSS ディメンション
※その他沢山
参照:別冊宝島1989 EG 宝島社

BUCK-TICKは5人が立っている姿がどのバンドよりもカッコ良かった。

フカジ初めて手にしたのはストラト今井モデルのコピーで、BUCK-TICK初期の今井さんのギターには強い思い入れがある。
今聴くとエフェクターを通されまくって線が細く原型をとどめていないような音だが、とてもカッコよく響いていた。

今井さんにしてみれば、ギター本来の音を出す気はさらさらないと思われる。

バンドをしたことがある方ならわかると思うが、バンドを長期間運営していくのはとても難しい。
個性が強い人間が集まってくるので、よっぽど上手くやらないとすぐに壊れてしまう。

そんな難しいバンド運営をBUCK-TICKは不動のメンバーで結成30年という。
バンドを結成して売れることも奇跡に近いことだが、さらにそのバンドが30年も続いてるなんて、奇跡中の奇跡だ。

最後までお読みくださいましてありがとうございます。


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