ガーってやればいいんだよ

カッティングの名手 山下達郎の使用機材

山下達郎 ギター 機材IMG 3394

ギタリスト山下達郎との出会い

山下達郎さんにはコアなファンが沢山いるので私が記事で書くのは恐れ多いのですが、本記事は個人的な思い出話です。

GUITARHYTHMⅡがリリースされた91年頃に発売されたギターマガジンの表紙が布袋さんだった。

布袋さん関連で書いてきたブログなのになぜ山下達郎さんがこのブログにでてくるかというと、ギターマガジンの「GUITAR PAVILION」というコーナーで山下達郎さんの所有するギターと、ギターへのこだわりのインタビューが掲載されており、読み終えたあと山下達郎さんのことが好きになってしまった。

当時の私は山下達郎さんを「ゲット・バック・イン・ラブ」と「クリスマス・イブ」の人くらいのイメージだったのだが、曲を聴かないまま、そのギターマガジンのインタビューを読んだだけでいっきに興味が湧いたのだ。

「GUITAR PAVILION」とは毎号ピックアップされたギタリスト所有ギターを紹介しながらインタビューを行うコーナー。
何本かの山下達郎さん所有のギターとフェンダーテレキャスター、カッティングの名曲「SPARKLE」のイントロが本人直伝、解説付きで紹介されており、「SPARKLE」を聴いたことがなかったが、譜面を見つつなぞってみたところM7のコードフォームの新鮮な響きにすっかりやられてしまった。

早速収録アルバム「FOR YOU」をレンタルしにいき、10月ぐらいで夏は過ぎていたが、「FOR YOU」はその過ぎ去った夏に対しての追憶のような響きとなり、購入直後のGUITARHYTHMⅡと合わせて部屋で常に流れているアルバムになった。

「FOR YOU」というか山下達郎さんの作品の魅力だが、流れるといっきに空間がその世界に染まる。秋だったのに夏の音楽をかけまくっていたのだ。

一方布袋さんのGUITARHYTHMⅡは聴き込めば絶対GUITARHYTHMⅠのように夢中になるはずと何度も何度も聴いていて、GUITARHYTHMⅡの1枚目→2枚目 →「FOR YOU」というリピートだったので「SPARKLE」を聴くとGUITARHYTHMⅡの曲がいっしょになって脳内に流れてくる(笑)

「SPARKLE」はじめ「FOR YOU」はすっとすぐに入ってきたのだが、GUITARHYTHM1からいっきに音楽性が広がったGUITARHYTHMⅡの良さを理解するには当時まだ私は若くさらに年月を要するのであった。

少し話はもどり、「GUITAR PAVILION」の山下達郎さんのインタビューで最初に気になった内容が以下である。

ーーーあの「SPARKLE」のイントロのカッティングは非常に有名ですよね。
〜〜中略〜〜
それこそ今ヘビーメタルの人がやっているような運指の練習とかしたことがないし、特にリードギターはしたことがなかった。ある程度一芸に秀でる道はないものかと思ってカッティングがいいやってことを決めたんですよ。22の時。それからひたすらカッティングばかり勉強して。
〜〜中略〜〜
ーーー達郎さんをカッティングの名手と仰ぐファンがひそかに多いと思うのですが、もともとカッティングに行こうと思ったのはなぜですか?
リードギターが弾けなかったから。日本の場合はカッティングみたいなのそんなにやるひといなかったからですね、当時。その頃ブラックミュージックっていうとなくって、ギターを弾く人は基本的にみんなロックだったの。
〜〜中略〜〜
僕はその時代、ほんとうにR&Bが好きでジェームス・ブラウンとかそういう方を聴いていたから。
でもそういうのをやる人っててのはどちらかっていうとディスコバンドっていうかね。
今みたいにギターマガジンに取材されるようなミュージシャンんの連帯っていうのはなかったですね。
当時はカッティングっていうとものすごく敬遠されていて、リードギター弾ける人が1stギターでもうちょっとヘタな人がサイドギターという。

引用:ギターマガジン 1991年10月号 P245 リットーミュージック社

インタビューは上記に続き、ラジオで聴ける山下達郎さんのしゃべりのような痛快なインタビューが続く。

そして、2002年に今度は山下達郎さんがギターマガジンの表紙になり、更に深い内容の話が出てくる。

布袋さんのことも好きでこの記事を読んで頂いている方なら気づいていると思うが、山下達郎さんの言葉の節々がBOOWY時代の布袋さんの発言とかぶります。
このカッティング至上主義的な発言が、当時布袋さんに夢中だった私の心を揺さぶり、いっきに山下達郎さんのことが好きになったのかもしれません。

以下は山下達郎さんが敬愛するというギタリスト11人と推薦アルバムです。

■J.B.’S
「ドゥーイング イット トゥー デス」

Doing It to Death


R&Bと言うかブラックミュージックで一番好きなのがジェームス・ブラウンなんですよね。
以前日本で一番ジェームス・ブラウンのシングルを持っているって豪語していた時期もあったんですけど(笑)昔は1日中ジェームス・ブラウンを聴いてるってことがよくありましたね。
結局このベクトルしか自分がギターを弾いてアイデンティティ出せるものは無いなと思って。
いわゆるリードギターの練習をしてもかなうわけないからって、だからとにかくカッティングばかり練習をしていました。

■レジー・ヤング
「エルビス イン メンフィス」エルビス・プレスリー

エルヴィス・イン・メンフィス


自分のテイストに一番共感できるのがレジーヤングですね。

■スティーブ・クロッパー
「ザ・イモータル」オーティス・レディング

イモータル・オーティス・レディング


とにかくR&Bをやってて彼をコピーしない人はいないでしょう。

■ティーニー・ホッジズ
「エクスプローズユアマインド」アルグリーン

Explores Your Mind (Reis)


ティーニホッジズはサザン・ソウルの中でも一番渋いギタリスト

■ジーン・コーニッシュ
「コレクション」ラスカルズ

コレクションズ(紙ジャケット仕様)


リードギターではなくてリフとバッキングしかできないギタリストでリードギターはすごくへた、正直言ってギタリストとしては大したことないんですよ(笑)さっきもいったようにアイドルだったんですよね、だからほとんどの曲をギターで弾けます。

■バジー・フェイトン
「ピースフルワールド」ラスカルズ

ピースフル・ワールド


とにかく凄いギターを弾いていてインパクトはあまりにもすごかった。

■ジミーヴィヴィノ
Jimmy Vivino & Rekooperators
Do What, Now

Do What, Now?


この人いいですよ、今(2002年)一番好きなギタリストです。

■鈴木茂
「バンド・ワゴン」 鈴木茂

バンドワゴン


日本人で一番好きなギタリストをあげろといわれたらやっぱり茂でね〜中略〜ユーミンの「ミスリム」にはいってる「 やさしさに包まれたなら」の間奏なんか、この世のものじゃないですよ。

■松木恒秀
「スペイシー」山下達郎

スペイシー


松木さんは僕のギターの先生。松木さんにギターのならし方を教えてもらったんですよ

■ジェームス藤木
「NEW YORK CITY N.Y.」クールスロカビリークラブ

NEW YORK CITY N.Y.

から

実は僕はこの人に絶大な影響を受けているんですよはっきり行って天才と呼ぶに相応しい人で日本のロックンロールを書く作家の中で僕はこの人がナンバーワンだと確信を持って言えます。

■松浦善博
「ひとかけらの夏」村田和人

ひとかけらの夏


彼はボトルネックを弾かせたら日本一だと思います。

引用:ギターマガジン 2002年11月号 P23 リットーミュージック社

山下達郎の機材

※主なもののみ、詳しくはギターマガジンをご参照ください。

メインギター

・Fender テレキャスター

おなじみブラウンのテレキャス、92年のギターマガジンのインタビューでは70年代初期のもので友人から6万円で購入したものとあるが2002年のギターマガジンでは友人から5万円で購入した70年末期のものとのこと、新しいほうが正確であると思う。
山下達郎さんはこのギターが大のお気に入りのようで、同じような音を求めて同じようなシリアルNoを必死になって2〜3本探したが、やっぱりなんか違ったということです。

・Fender ストラトキャスター

ホワイトのボディに黒のピックガード、ローズ指板のストラトは様々なギターギターからの寄せ集め、しかしいい音がするストラト「これ以上いい音がするストラトと出会えない」とのこと

・GUILD D50

もともと岡林信彦さん所有のギターで「アコーステックはすべてこれ、このギターはなくなると困る」

基本的にレギュラーで使うのはブラウンのテレキャスターとストラトとギルドのアコーステックなんですよ、20年間、この3本のみで90%以上のレコーディングをしてきました。

エフェクター

なし

14年間これ(テレキャスター)にライン直でノーエフェクターでそれだけでやってきた

アンプ

・MATCHLESS DC30

2002年のギターマガジンでは使用アンプが紹介されていました

引用:ギターマガジン 1991年10月号 P246
ギターマガジン 2002年11月号 P23 、リットーミュージック社

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今回引用しました、ギターマガジンはamazonなどでは売り切れているようです。
とても濃い内容のギターマガジンですので、見つけたら買いです。オークションに出品されているかもしれません。

最後までお読みくださいましてありがとうございます。



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