20年弱も毎晩飲んでいた私フカジが、断酒1年成功した。
断酒成功は、アルコールの快感を音楽の快感に上手く切り替えることができたことにあると自己分析する。
アルコールに代わる様々な快感(もちろん健全で合法的なもの)を追求して、二度とアルコールに溺れないよう合法的快感追求ブログとして更新していこうと考えている。
まずは布袋さんのギターの音の快感を考えてみる。
音楽とはリズム、メロディ、ハーモニーに音色が総合的に絡み合い快感を生む。
布袋さんはその全てがずば抜けており、更に徹底した美意識によりカッコよく演出した。
その天才布袋寅泰のギターの音色が聴く者の脳のなにか快感物質を放出させる音で特に強烈なギターサウンドを3つ選んでみた。
私フカジが布袋さんをリアルタイムで熱心に聴いていたのがGUITARHYTHM3ぐらいまでなので、かなり古い選曲だが懐かしんでください。
全て一瞬で通り過ぎて行く。聴き逃さないで欲しい。
MIDNIGHT RUNNERS(1983年〜1984年頃)
まず、カッティングのカタルシス。
MIDNIGHT RUNNERSの間奏部分、氷室さんと布袋さんが掛け合いで叫ぶ前の部分の怒涛のカッティング、ブラッシング。
元々6人時代はギターソロっぽい間奏だった部分が4人になり、あえてソロをいれずにカッティングだけで迫りくる。
ここだけをループさせると何時間でも聴いていられ、そしてドバドバとなにかが頭のなかに出てくる。
観客はライブを見にきて、このカッティングで心の中に溜まっているものがどんどんでてきて、その後の叫びの掛け合いで日頃の鬱憤が開放されていたのではと考えられる。
公式で発表されているGIGSBOXは布袋さんのギターのMIXが小さいのでいまいちこの気持ちよさがわかりづらい。
時々YouTubeにアップされる1983年〜1984年頃のMIDNIGHT RUNNERSをチェックして欲しい。
手元にあるカセットテープは何度も何度もダビングにダビングを重ねたであろうものでこれだけの快感がくるのだから、本物のライブではさぞ気持ちよかったことと思われる。
ライブで聴きたかった、ハイレゾでリリースしてくれないかな。
GLORIOUS DAYS(アルバムバージョン)
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名盤GUITARHYTHMのGLORIOUS DAYSのAメロ、特に3小節目のF#mの音など6弦が入る音。
GLORIOUS DAYSのAメロはこの時期の布袋さんが8ビートのメロディアスな曲、恋をとめないでやRADIO!RADIO!RADIO!などで聴けるバッキングで、ただ8ビートを刻むのではなくリフを崩したような裏メロ的フレーズを織り込んだコピーしたくなるようなバッキング。
でも同じ機材、セッティングで他のギタリストが弾いてもこの気持ちよさは出すことができない布袋さんの音。
秘密はたっぷりとハーモニクス成分を含んだピッキングと思う。
久しぶりにレコードで聴いたが、MP3やCDとレコードの音はやはり別物と感じる。
レコードはリズム、メロディ、ハーモニーに音色の快感まで感じるがCDやMP3はリズム、メロディ、ハーモニーまでの快感で音色の快感は薄くライブの予習としての聴き方になる。
布袋寅泰 バッキングギターの気持ち良さについて | ガーってやればいいんだよ Rocks in my head
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酒好きのロック好きにはたまんない、AC/DCのテキーラ、マーシャルのクラフトビール、ポーグスのアイリッシュ ウイスキー、ヨシキやストーンズのワイン…しびれます。
ONLY YOU(LAST GIGS)
LAST GIGSで聴ける布袋さんのギターの音はハーモナイザーで加えられているオクターブ上の音のバランスが気持ちよく、全体的に1〜3弦の音が超高周波数のハイパーソニックでもでてんじゃないかと錯覚してしまう。(※実際の東京ドームでは出ていたかもしれないが、普通のCDの自宅再生なのでもちろんでていない。)
このLAST GIGSで聴けるギターの音でも特に快感なのが、ONLY YOUのギターソロのあとのBメロのバッキングだ。
一聴すると何を弾いているのかよくわからないような、ピッキングハーモニクス連発のフレーズだが、この瞬間の布袋さんの想いがこのがむしゃらな音に染みこんで、聴く者の快感ポイントを強烈に刺激する。
最後までお読みくださいましてありがとうございます。
※布袋寅泰関連のエフェクター、参考にしてください
⇒BOOWY時代の布袋寅泰使用機材