寝酒がやめられないあなたへ
毎晩アルコール(酒)を飲み始めた3つの原因
何度も失敗した私フカジができた、あなたも断酒できる。
20年弱毎晩飲んできたが断酒をスタートさせ641日が過ぎた。
※ここで書く酒とは、ビール、発泡酒、焼酎、ワイン、日本酒、紹興酒となんでも好きでした。
断酒初期に感じた頭のクリアさ、朝の爽快さは断酒を積み重ねると当たり前のことになり、フィジカル的に普通に快調な毎日が続く。
毎晩酔っていた頃は考えもしなかったが、「なぜ毎晩酒を飲み始めたのか」を考えたところ以下の3つが、私フカジの毎晩の酒になった原因だ。
酒浸りになった3つの原因
- 子供の頃からの不眠
- 孤独
- リーズナブルな発泡酒の出現
今回の記事はひとつ目の不眠。
寝付きが悪かった私は、酒を飲むと楽に眠りにつけることに気がつくことから毎晩酒に手を出すことになります。
不眠からアルコールの深い闇に落ちた経緯や、今回1滴も飲まない断酒641日間どうやって眠りについたかを書きます。
子供の頃から苦痛だった「眠りにつくまでの時間」
私フカジは子供の頃から不眠だった。
幼いころはベッドに入り眠れない時間を空想でやり過ごした、そして頭の中に浮かぶイメージが滲み、だんだんテレビの砂嵐のノイズのようになる…
そうなって「やっと眠れる、、」と記憶が途絶えていくのである。
となりで寝ている妹の寝息はすぐに聞こえ、早く眠れることをいつも羨ましく思った。
そして10歳頃自分の部屋を与えられ、眠りまでの時間に勉教すればいいのだが、こっそりファミコンやラジオの時間、そしてギターの練習と変化し常に深夜。
その後眠りにつこうとすると、興奮してさらに眠れないという悪循環、慢性寝不足の十代だった。
十代半ばから私はバンド活動を開始しており、作曲アレンジなどもしていた。
眠りにつくまでのベットでの空想中に頭のなかでギターフレーズとメロディが出来上がり、とび起きてギターを持ち、音を確かめ曲をそのまま作り上げたことがあった。
こんなことや十代の焦燥で夜は興奮しっぱなし、私フカジは毎晩「眠りにつくまでの時間」がとても苦痛だった。
そして20歳前後親元を離れ学生一人暮らし、友人を招いての自宅飲みや夜の街での飲み会、楽しい日々がスタートする。
その20歳頃、3歳年上の先輩で毎晩500mlのビールを2本飲んでいるという人がいて「そんなに飲んだら毎晩飲み会じゃないですか〜(笑)」なんて笑って話した記憶がある。
まさか「500ml 2本の先輩」以上にその後自分が毎晩ビールや焼酎や何かを流し込むようになるとは思いもしなかった。
きっかけは冷蔵庫にたまたま残っていたビール2本
ある日、前日の自宅飲み会の残りのビール350mlが2本冷蔵庫にあった。
深く考えずにそのビールを飲んだら、一人なのにとても楽しくなり(笑)
2本飲み終え、しっかりした記憶のまま歯を磨き、着替えをすませ、「スーッと」とても気持ちよく眠りにつくことができた。
とても気持ちよく眠りにつけたことが私は嬉しく、翌日もまたコンビニで発泡酒を購入することとなる。
「酒浸りになった3つの原因」の3番目にも書いてあるが、1990年代半ばに発泡酒が売りだされ始める。
それまで、ビールは高いものだったのに、学生でも毎晩購入できる値段の発泡酒がコンビニに並び始めた。
悪いことに当時のアパートから歩いて30秒ほどの場所に酒類を販売しているコンビニがあったことも毎晩への拍車をかけることとなる。
楽に眠りにつくため、自分のスイッチを切るように毎晩発泡酒を飲み、酒の海のなかへ浸かることになるのが21歳頃にスタートする。
毎晩飲むようになって半年後、ブラックアウト(記憶が飛ぶこと)を経験。
断酒641日、どう不眠を克服したか
断酒を試みたことがある方ならわかっていただけると思うが、断酒は非常に難しい。
断酒初日、酒を飲まずにベッドに入ると、頭のなかで
「断酒なんで明日からすればいいんだから」
「眠れないんでしょ?飲んだらすぐに眠れるよ」
なんてサザエさんの「かつおの頭の悪魔」のように囁きかけてくる。
私は断酒を試みるたび、この悪魔の囁きでコンビニまで夜中パジャマで出かけたこと多数。
どうにか1日飲まなくても、2日目は「どうせ飲まずに寝ても買いに起きて行くから」と発泡酒を買ってしまい、翌日には断酒を挫折。
今回641日の断酒。最初の3日間はほんとうに飲みたかった、そしていつでも飲めるようにと500mlの発泡酒を3本ストックしておいた。
賞味期限の切れた発泡酒3本はあれから641日間、いまだに台所の隅に置かれている。
不眠のあなたは、
飲みたい気持を抑えて根性で寝ることは難しい
度合いにもよると思うが、私フカジは酒を飲みたい気持を根性で押し殺し眠りにつくことは無理でした。
アルコールの依存性はかなり強力です。そして元々の「不眠症」が顔を出します。
我慢できなくなるのはごく一部、多くの人は酒を楽しんでると言われますが、私フカジはごく一部のタイプの人間でした。
私の父親もそうです、死ぬまで飲みました。
そして友達のお兄さんは43歳で最終的に幻覚を見て暴れ亡くなりました。
ごく一部のお酒にのまれるタイプの人が私のまわりには何人かいます。
このようなタイプは、以下のどちらかしかないと私は思います。
- 飲んでそのまま人生を終えるか
- 全く飲まないか
「全く飲まない」を選択しませんか?
全く飲まないを実行するには、今夜から飲まずに寝るしかありません。
でも、最初に書いたとおり、根性だの自分を追い詰めるだので無理やり寝ることは非常に難しい。
依存性のあるものは別の依存性あるものにすり替えることで止めることができると今回私は確信しました。
これまで641日の断酒でいくつかブログ記事を書いてきましたが、私フカジは以下の様なすり替えが成功しています。
■アルコールの快感→○若いころ情熱を燃やしていた音楽の快感
健康的です。オーバードライブなギターサウンドや8ビートは、ナチュラルな脳内快感物質がドバドバ出てきます。
では、不眠で毎晩悶々と苦しい就寝、この苦痛を和らげた「寝酒」をなににすり替えたか?
「寝酒」をなににすり替えたか?
不眠症で飲み始めた寝酒を別のものへ
私は20年間、睡眠薬代わりに発泡酒や焼酎を飲んでいたことになります。
寝酒は睡眠系サプリなどにすり替えましたがいまでは自然に眠れ、よっぽど眠れない時にしか飲みません。
何度も断酒に失敗して自己嫌悪した私フカジが641日(その後1000日以上)断酒に成功しています。
私フカジは、自分にとってアルコールはヤバイぞと20代の後半で気がついていたのに、後回しにして40歳まで毎晩飲んでしまいました。
もしあのまま飲んで歳を重ねていたらやめることができたかわかりません。
年齢が上がるほど酒はやめるのが困難になると聞きます。
どうにかしてアルコール以外で寝る方法を確立させてください。
断酒に成功したいま感じることは、毎晩飲んでいた時の決断力や判断力はかなり低下していました。
1週間アルコールを飲まずに寝ると、頭のクリアさを実感でき、断酒に積極的になってきます。
必ず快適な朝がやってきます、私フカジが経験と自信を持って断言できます。
いまでは時々、数ヶ月に一度程度飲みたいなぁという気持になります(アルコールの依存は強力)が飲まずにやり過ごせますし、日常では飲酒欲求がありません。
いっしょに断酒を頑張りませんか。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
断酒1500日を超え継続中です
おかげさまで多数のアクセスをいただいています、ありがとうございます。
当ブログ人気記事です。
photo credit: It reminds me of the pain I might leave behind via photopin (license)
photo credit: Pulp fiction via photopin (license)
photo credit: Beer of Choice via photopin (license)
photo credit: Disagreement via photopin (license)
photo credit: Rosanna via photopin (license)
photo credit: Luz y nostalgia via photopin (license)