日本のギターアンプの名器、ジャズコーラス
JC120が発表されたのは1975年、今年で40年になる。
40周年を記念してJC40が発売されると聞いた。初めて練習スタジオで使用したアンプはジャズコーラスだったというギタリストはかなりの数になると思う。
布袋ファンだけでなく、日本のギタリストには一番馴染みが深いであろうジャズコーラスの歴史などちょうど手元にジャズコーラスの大特集を組んだギターマガジンの1998年5月号があるので振り返ってみる。
布袋さんは1984年ごろはJC120を使用していたようです。(1984年 PLAYER2月号参照)その後JC160になります。
※1984年頃の布袋さんの使用機材をまとめた記事です
布袋さんはBOOWY時代JCのイメージが強いですが、JCといえばこの方パーソンズの本田毅さんです。
本田さんはJCとの出会いを以下のように書いています。
ーーージャズコーラスとの出会いは?
やっぱりバンドをやりだして、最初に練習スタジオに入ってからですね。
マーシャルとかはなかったし、でも他のアンプは馴染みが悪くてJCは相性が良かった。あとロフトの常備アンプはJC160しかなかったんですよ(笑)
で、ライブで音が作れるようにおのずと練習スタジオでもJCで音を作るようになった。しかも幸か不幸か最初のレコーディングで「まんまの音でいいから出して」ってエンジニアに言われて。ちょっとこの機材も試そうよとかいう人がいなかったんですよ。だからパーソンズの初期はアルバム1枚すべてJCだけで作ってましたね。
本田毅 ギターマガジン1998年5月号 P62 リットーミュージック社
どこに行ってもJCだから、JCでしっかりした音が作れるようになってしまえということですね、とても効率的です。
しかも予期せぬアクシデントで自分のアンプが突然音が出なくなったりしても、たぶんJCはあるからどうにかこなせるという利点もあります。
ここまで普及しているので、日本のギタリストならジャズコーラスを使いこなせないと逆にダメなんじゃないかとも思えます。
JC120、ジャズコーラスのラインナップ
JC120の仕様変遷
参照:ギターマガジン1998年5月号 P58 リットーミュージック社
ジャズコーラスシリーズと特徴など
参照:ギターマガジン1998年5月号 P58 リットーミュージック社
あわせて読みたい
酒好きのロック好きにはたまんない、AC/DCのテキーラ、マーシャルのクラフトビール、ポーグスのアイリッシュ ウイスキー、ヨシキやストーンズのワイン…しびれます。
JC-40は?
- コンパクトで使いやすい40W(20W + 20W)モデル。
- 世界でただひとつの象徴的なサウンド“JC クリーン”。
- ギター・アンプでは類を見ないステレオ入力仕様。
- 空間合成コーラスをはじめ4 種類のエフェクトを搭載。
- 普遍的なデザインと堅牢設計。
JC-40 公式ページ
https://www.roland.co.jp/products/jc-40/
価格はまだわからないようですね。40wなので自宅ではちょっと注意が必要です。
私フカジの環境ではたぶん難しいです。
現在所有しているRoland CUBE Liteがギリギリぐらいです(笑)
Roland CUBE LiteのJCモデリングも非常に良い感じで満足していますが、機材は見た目も大事でドンズバ機材同様、似たような音の出る機材はあくまで似たような機材でしかなく、やっぱり使っているうちにより近いものが欲しくなる。
JC-20では少し満足できない部分もあった方はJC-40こそ待ち望んだアンプかもしれません。
試してみたい!
JC-22も発売されました!
JC-22もいい感じですね!
本田毅さんのジャズコーラスサウンドが聴ける初期パーソンズのアルバム
新品価格 |
Romantic Revolution/POWER-PASSION(紙ジャケット仕様) 新品価格 |
ジャズコーラスでの音作りでこの書籍はとても参考になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
※布袋寅泰関連のエフェクター、参考にしてください
⇒BOOWY時代の布袋寅泰使用機材
→BOOWY時代の布袋寅泰のギタープレイに迫る!XTC編
→山下久美子 「Baby alone」布袋寅泰BOOWY時代の参加作品
→布袋寅泰のギタープレイ 空間をねじ曲げるリフについて検証…
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