出典元:バンドやろうぜ 1990年 1月号 P114 JICC出版局
奥田民生のギターの音色
民生さんのギターの音って最高にいい音と思いませんか?
これまで民生さんについて私フカジの思うことを書いてきたが今回はユニコーン時代からソロ前期にかけて使用していたエフェクターについて調べてみたので、お付き合いください。
ユニコーン時代のメインパートはボーカルなので、ギターの役割の重きはテッシー。民生さんのギターはシンプル、エフェクターは初期RATのみ。
ソロになってから長田進さんとのツインギターでのスタイルを経て現在は民生さんのギター1本のみの編成に落ち着いている。
エフェクターを使ったプレイで目立つのはアナログディレイの発振ぐらいだが、何より基本の歪んだギターの音色が気持ち良い。
ソロになってさらによい音になったが、ユニコーン時代のライブの音、「人生は上々だ」などで聴けるレスポールの音などもボーカルの持つギターの音なのに、抜きん出た音がする。
これは民生さんがギタリストであるという気持ちを忘れず積み重ねた結果とギターやアンプの良さもあるが、民生さんの耳が選んだエフェクターもよい音の要素になっていると考えられる。
奥田民生の使用エフェクター(ユニコーン時代〜股旅〜GOZ 2004年頃)
ディストーション
出典元:バンドやろうぜ 1990年 1月号 P114 JICC出版局・PROCO RAT ブラックフェイス
ユニコーン時代1990年頃の足元はこのブラックフェイスのRAT1のみ。
オーバードライブ
・BOSS SD−1 スーパーオーバードライブ
基本アンプで歪ませていると思うが、オーバードライブも使用。ソロになってからはこのSD1が足元にありました。ユニコーン時代はテッシーの足元にこのSD1があり、テッシーはOD1も過去に2台ほど所有していたとか何かのインタビューで書いていたような記憶があります。現在は奥田民生のシグネチャーオーバードライブがFree the Toneより発売され、それを使用しているようです。
コンプレッサー
・The Squeeze Box retrospec
真空管入りのretrospecのコンプ、なかなか手が出ない金額です。股旅のツアーでの機材に組み込まれていました。
モジュレーション系
・Roger Mayer Voodoo Vibe
こちらも股旅のツアーに組み込まれていたVoodoo Vibeです。現在は「Vibe+」などでているようですが、民生さんがこの時に使っていたのは初期型の「Voodoo Vibe」のようです。こちらもなかなか値段が張ります。
・MXR フェイズ90
2004年の10週年記念のツアーで組み込まれていたフェイザーです。
アナログディレイ
最近のLIVEではマイクの下につまみを持ってきて気持ちの良い発振音でサイケな空間を演出していますが、足元にあったアナログディレイはこちら。
・MXR アナログディレイ ビンテージ
股旅のツアーの頃に組み込まれていたMXRのアナログディレイです。
・BOSS DM2 アナログディレイ
2004年の10週年ツアーの機材はBOSSのアナログディレイDM2でした。
ワウ
・ジムダンロップ クライベイビー
股旅のツアーではワウが組み込まれています
チューナー
・BOSS TU121
シールド
エフェクターではありませんが、民生さんはVital Audioのカールコードを使用しているようです。
・Vital Audio カールコード
参照:
バンドやろうぜ 1990年1月号 P114 JICC出版局
ギターマガジン 1998年 5月号 P33 リットーミュージック社
ギターマガジン 2004年 9月号 P87 リットーミュージック社
最後までお読みくださいましてありがとうございます。