※今回の記事はわかりやすくするためにYouTubeからの動画を埋め込んでいますので少し読み込みが重いページとなっています。
布袋寅泰のギターフレーズの特徴
BOOWY時代、雑誌などで布袋さんのギタープレイのことを「空間をねじ曲げる」と表現されており、まさしくそのとおりとフカジは思っていました。
その空間をねじ曲げるというギターは「ハンマリング&プリング」を駆使したリフやフレーズから感じる表現だと思います。
マイナー曲の代表が「マリオネット」のリフでメジャー曲では「BEAT SWEET」、さらにねじ曲げ代表曲として山下久美子さんの「Lilith」のリフがあげられます。
※メジャー、マイナーは短調、長調のことです、念のため
ハンマリング&プリングを鋭く3連符をいれてフィンガリングするのですが、できるまでちょっと練習が必要で、ある程度できると手癖のようにアドリブソロなど弾くと無意識のうちに顔を出してきます。
この布袋フレーズの代名詞ともいえるハンマリング&プリングですが、布袋さんがあみ出したわけではなく、他のギタリストのフレーズをコピーしてるうちに自分のものとして布袋オリジナルへ昇華したものと思われます。
ハンマリング&プリングフレーズ検証
BO∅WYのアルバムを年代順に聴いてみると
- DANCE CRAZE
- DANCING IN THE PLEASURE LAND
- ミス・ミステリー・レディ
- BEAT SWEET
- マリオネット
- FANTASTIC STORY
MORAL(1982年)
・特になし
INSTANT LOVE(1983年)
・特になし
BOØWY(1985年)
⇒リフがそれっぽい
JUST A HERO(1986年)
⇒2回目サビのバックのフレーズ
⇒ギターソロ
※Justy、LIKE A CHILDなども入れようと思えば入るかもしれない、前作に比べ多発
BEAT EMOTION(1986年)
⇒リフ
PSYCHOPATH(1987年)
⇒リフ
⇒ギターソロ
DANCE CRAZE以降によくでてきているようですね。
DANCE CRAZEは曲の中で終始あのリフがバックで流れていますので、ずーとあのリフを弾いていて布袋さんの手癖として指にしみついてしまったのではないかと、またいつものように勝手に推測です。
こうやってあらためて聴いてみると、そこまでBOOWYでは多くないんですね、でもあのフレーズを聴くと「布袋ギターだ!」って思ってしまう、ほかのバンドやギタリストがこのハンマリング&プリングのフレーズを弾いてたら「布袋っぽいフレーズだな〜」なんて思っていたりしました。
例えばこの3曲、多分布袋さんもコピーしたのではと思いますが、この曲あたりをコピーしながら、私達ファンがしびれていたリフやフレーズが生まれていたと思います。
Oingo Boingo - Little Girls
XTC - Outside World
Television - See No Evil
布袋寅泰のリフについての考え方
布袋寅泰 PLAYER 1984年〜「曲を印象づけるという意味ではとても重要なリフ!+質問コーナー(番外編)〜 より
リフっていうものはメロディックなバッキングと解釈してもらって結構。 沢山のバンドがいて、沢山のR&Rナンバーがあって、そんな中でオリジナリティー溢れるリフをプレイするのはとても難しい事。
ギタリストとしてのセンスがキラッ★と光るのもリフ。 カッコイイリフの組み立て方のコツをぜひつかんでもらいたいナ。 では、まず僕の中にとっても印象づいてるリフ達をザッと挙げてみるネ。
T・REX ”20TH・センチュリーボーイ”
リンクデヴィッド・ボウイ ”ジーン・ジニー”
リンクワイルドチェリー”プレイ・ザット・ファンキーミュージック”
リンクエアロスミス”ウォーク・ディス・ウェイ”
リンクテレビジョン”マーキー・ムーン”
リンクバニーズ”レスキュー”、etc・・・
リンク
コードで成り立っているものもあれば、単音でメロディアスに組み立てられているものもあるネ。 うまくオクターブを利用したり、コードの成分を分解したりして作っていくのがポイント。
これは、リフ作りだけにとどまらずギターをプレイするにあたって、ポジション感覚をビシッと把握するという事が大切ネ。
どういう事かというと、5弦の3フレットのCを押さえた時スムーズに他の音を選びだせる様にするのネ。 完璧に把握できると、メロディーの音階も分かってくる。 テレビのCMなんかにあわせて「フレッシュ、フレッシュ、エチケット」してみるなんぞ、とってもいい練習法ですネ。
おっと・・・話がズレましたが、オクターブを使ったリフってストレートに組み立てると、とっても効果的。
ナックの”マイ・シャローナ”なんて、あの当時なかなか衝撃的だったネ。 コツはあまりゴチャゴチャさせないで、インパクトのみを狙うつもりで作る事。
引用:布袋寅泰 PLAYER 1984年〜「曲を印象づけるという意味ではとても重要なリフ!+質問コーナー(番外編)〜
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酒好きのロック好きにはたまんない、AC/DCのテキーラ、マーシャルのクラフトビール、ポーグスのアイリッシュ ウイスキー、ヨシキやストーンズのワイン…しびれます。
空間をねじ曲げるギターとは
DANCE CRAZE以降、ライブハウスではなく大きな会場でライブをするようになることと、布袋さんのギターが鋭いハンマリング&プリングのフレーズを繰り出しリフやソロを組み立てはじめる時期が重なります。
鋭いハンマリング&プリングのフレーズが大きな会場の空気をねじ曲げているような錯覚を引き起こしていたことが、空間をねじ曲げるギターであったと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
※布袋寅泰関連のエフェクター、参考にしてください
⇒BOOWY時代の布袋寅泰使用機材
→BOOWY時代の布袋寅泰のギタープレイに迫る!XTC編
→山下久美子 「Baby alone」布袋寅泰BOOWY時代の参加作品
→布袋寅泰のギタープレイ 空間をねじ曲げるリフについて検証…
→山下久美子 1986 (布袋寅泰BOOWY時代の参加作品 )