コラム

ジャンプ「ファミコン神拳」復刻 Dr.マシリトこと鳥嶋氏に訊く大ヒットを生み出す秘訣とは

2016-06-16

ジャンプ ファミコン  8239
(画像:週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! ! (ホーム社書籍扱コミックス) 
「ファミコン神拳」伝承委員会 ,表紙)

ジャンプのファミコン神拳

今回も断酒でも音楽の話題でもなく、週間少年ジャンプのファミコン神拳の記事です。

ジャンプ ファミコン  8242

(画像:ファミコン神拳奥義大全書 その2、その5 集英社,表紙)
(ドラクエ2のも持っていたはずなんだけど、どこかにいってしまった、、、)

私フカジの世代は団塊ジュニア、第二次ベビーブーム世代と呼ばれ人数が多くブームが起きやすく、当ブログでよく取り上げるバンドブーム前にファミコンも社会現象になり、小学生だった私も夢中でファミコンをプレイした。

ファミコンは1984年の誕生日に買ってもらった記憶がある。
83年に発売されたファミコンは、すでに84年には放課後や休日はファミコンがある家に友達が押し寄せるという現象が起きていたが、マリオブラザーズにしろ、ドンキーコングにしろ「普通に遊ぶ面白いゲーム」だった。

そんななか「コロコロコミック」に裏技という聞き慣れない単語で特集が組まれる。
「コロコロコミック」で紹介された数々の説明書にない技は驚きの連続で、特に「F1レース」のターボモードにはかなり衝撃を受けた。

その後ファミコン神拳に掲載されたゼビウスの無敵モードの入力にはじめて友人と成功し、相手の攻撃が爆発音のみでソルバルウをスルーした瞬間を今でもはっきりと覚えている。

小学生の私はファミコンの裏技にロマンを感じた。

ジャンプ ファミコン  8241
(画像:週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! ! (ホーム社書籍扱コミックス) 
「ファミコン神拳」伝承委員会 ,P16〜17)

そんなわけで、驚きの裏技が掲載されていたジャンプのファミコン神拳はとても楽しみで、ジャンプが発売されると、ファミコン神拳の袋とじが付いているかをまず最初にチェックするほどだった。
その懐かしのファミコン神拳を復刻しまとめた本が発売されていた。

週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! ! (ホーム社書籍扱コミックス)

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ファミコン神拳を読んで蘇る記憶

復刻本の内容は「あたたたた」で有名なミヤ王ゆう帝のファミコン神拳レビューなど、ファミコン神拳の全てが掲載される充実したもの。

ページをめくる度に蘇る記憶はレビューされているゲーム自体の思い出ではなく、袋とじを破った瞬間のファミコン神拳ページそのままの映像と、当時ジャンプを読み合った小学生の頃の友人の笑顔だった。

小学生の記憶力とは凄まじい。

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Dr.マシリトこと鳥嶋和彦氏へのインタビュー

懐かしさのあまり思わず購入、この本を読んだあとファミコンを引っ張りだしてプレイしようという気にはならなかったが、引きこまれ何度か読み返したのが、Dr.マシリトこと現白泉社代表取締役 鳥嶋和彦氏のインタビューだった。

インタビューのしょっぱなから「このインタビューを受けることで僕のメリットになることがあるの?」と鳥嶋氏は逆に質問し場の空気を引き締める。

そこからはじまる15ページに渡るインタビューはまるで鳥嶋氏に学ぶ仕事術ともいえる学ぶこと多き内容。

堀井雄二氏との出会い、仲間とのつきあいや読者である子供への考え方などとても深く、なるほどと頷きながらいっきに読めた。
またこの本の「注記」は同ページ内に掲載されており、テンポを崩さずにサクサク読み進める親切なレイアウトだ。

鳥嶋氏のインタビューからいくつか心に残った文を引用させていただきます。

ウィザードリィやウルティマも遊んだね。ウィザードリィには戦闘のシステムと深さがある。でもダンジョンしかない。ウルティマは戦闘はつまらない、でも世界観は宇宙まである。一緒にしちゃえばいい、とよく話したものだよ。(P67)

僕はね、ゲームは子供に中身がわかるように宣伝して欲しかった。マンガだと立ち読みして面白いか面白く無いかわかるのにゲームは立ち読みできないところから「あたた」のレビューははじまっているんです。(P71)

僕自身の事情も話しておくとゲームが大好きなんですよ。だから「ジャンプ」でゲームの特集をやり続けるにはどうしたらいいか、主だった作家を絡めていけば僕の好きなケームの記事を載っけやすい、と考えたのはあるね。(P73)

鳥嶋和彦 初代編集マシリト大方言 週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! ! (ホーム社書籍扱コミックス) 「ファミコン神拳」伝承委員会 P66~P80)

さらに「プロの漫画家と同人漫画家との違い」や「ゲームが一番簡単にできてマンガが一番簡単にできないこと」、など目からうろこの内容が続く。

第3章へすすみ、ファミコン神拳創世者爆録座談会、Dr.マシリト、ゆう亭、ミヤ王、土居バグユキ、カルロスの創世者メンバーの会話は、まるで「トキワ荘の青春」のような印象。

みなさんゲームが好きで心から仕事を楽しんでいることが伝わってくる。

ファミコンはいくつかブームが大きくなるポイントがあり、ドラクエはスーパマリオに次ぐ大きなものと考えられるが、社会現象にまで発展したブームとは偶然ではなく天才たちが真剣に仕事をした結果であることがわかる。

懐かしいファミコン神拳の「あたたたた」に加えて、伝説の編集者、Dr.マシリトこと鳥嶋氏に訊く大ヒットを生み出す秘訣とは、、、
こちらに

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