ガーってやればいいんだよ

小泉今日子「BEAT POP」でのギターの存在感(布袋寅泰BOOWY時代の参加作品 )

小泉今日子 BEATPOP

布袋寅泰がギターで3曲参加

小泉今日子の12枚目のアルバム「BEAT POP」です。

このアルバムは発売日から推測するとBOOWYの解散宣言からLASTGIGSまでの間に作られていると思います
前回紹介した「Baby alone」同様布袋さんの一番人気のある時期の音、一聴で「布袋だ!」ってわかる音が詰まっています。

布袋さんは以下の3曲に参加しています。

1. OVERTURE~CUTEY BEAUTY BEAT POP
7. HAPPY BLUE★
10. TELL ME~THE END

「BEAT POP」について

小泉今日子さんはその時代の一番流行りの音楽に身を委ね作品を作り、時代を作り、アイドルという枠を超越した存在です。

バンドブームな時期に、当時ノリにノッていた小泉今日子さんがこれまたノリにノッていたアーティストを集めて制作されたアルバムで、クレジットを見てもらえればわかるのだが錚々たる顔ぶれである。

ホッピー神山さんが編曲の多くを手がけているので、ホッピーさんつながりで布袋さんにオファーがきたのではと思われます。

また、このアルバムでも池畑潤二さんのドラムを聴くことができます。

僕がスタジオに行くときはご本人たちはほとんどいらっしゃらない。それが誰の楽曲なのかを知らずにギターを弾くことも多かった。あとからレコーディングの内容を知って「あーキョンキョンに会いたかったなー!」と悔しい思いをしたことが懐かしい。
幸せの女神は勇者に味方する 2013年 布袋寅泰 幻冬舎

■BEAT POP 小泉今日子

※作詞/作曲/編曲

  1. Overture~Cutey Beauty Beat Pop
  2. 小泉今日子・野村義男/野村義男/ホッピー神山
    [Drums:山本秀夫/Bass:浅田孟(A.R.B)/Guitar:布袋寅泰/Keyboards:ホッピー神山/Chorus:野村義男(The Good-Bye)、井上ヨシマサ、小泉今日子/Synthesizer Operator:松武秀樹]

  3. Down Town Boy
  4. 小室みつ子/小室哲哉/戸田誠司
    [Computer:戸田誠司(SHI-SHONEN)/Guitar:小倉博和(アイリーン・フォーリーン)/Chorus:山際祥子(TOPS)、舘野江里子(TOPS)/Synthesizer Operator:関島雅樹]

  5. Heart of the hills
  6. 小泉今日子/加藤ひさし/ホッピー神山
    [Drums:池畑潤二(Zerospector)/Bass:岡野ハジメ/Guitar:下山淳(ルースターズ)/Keyboards:ホッピー神山/Percussions:スティーブ衛藤/Synthesizer Operator:松武秀樹、鈴木浩之]

  7. パーティー
  8. サンプラザ中野/久保田利伸/松本晃彦
    [Drums:江口信夫/Guitar:窪田晴男(パール兄弟)、柴山和彦/Keyboards:松本晃彦/Latin Percussions:木村誠/Chorus:EVE、小泉今日子/Synthesizer Operator:大竹徹夫]

  9. Moon Light
  10. サンプラザ中野/久保田利伸/松本晃彦
    [Drums:江口信夫/Guitar:芳野藤丸/Keyboards:松本晃彦/Latin Percussions:木村誠/Chorus:EVE、小泉今日子/Synthesizer Operator:大竹徹夫]

  11. Good Morning-Call (Another Version)
  12. 小泉今日子/小室哲哉/清水信之
    [All Instrumental and Operator:清水信之]

  13. Happy Blue★
  14. 小泉今日子/ホッピー神山/ホッピー神山
    [Keyboards:ホッピー神山/Guitar:布袋寅泰/Percussions:スティーブ衛藤/Chorus:HAL、坪倉唯子/Synthesizer Operator:松武秀樹]

  15. ビッチ
  16. サエキけんぞう/窪田晴男/窪田晴男
    [Drums:松永俊弥(パール兄弟)/Bass:バカボン鈴木(パール兄弟)/Guitar:窪田晴男(パール兄弟)/Percussions:斉藤ノブ/Keyboards:古川初穂/Blues Harp:妹尾隆一郎/Chorus:松永俊弥(パール兄弟)、バカボン鈴木(パール兄弟)/Saxophone:包囲充、金城寛文、斉藤清、石兼武美]

  17. Odyssey (宇宙船の窓から)
  18. 宇部セージ/ホッピー神山/ホッピー神山
    [Drums:池畑潤二(Zerospector)/Bass:岡野ハジメ/Guitar:下山淳(ルースターズ)/Keyboards:ホッピー神山/Chorus:HAL、坪倉唯子、ホッピー神山、小泉今日子/Shout:野村義男(The Good-Bye)、衛藤浩一(The Good-Bye)、ホッピー神山、HAL、坪倉唯子& Others/Synthesizer Operator:松武秀樹、鈴木浩之]

  19. Tell me・・・~The end
  20. 小泉今日子/加藤ひさし/ホッピー神山
    [Drums:山木秀夫/Bass:浅田孟(A.R.B)/Guitar:布袋寅泰/Keyboards:ホッピー神山/Chorus:小泉今日子/Percussions:スティーブ衛藤/Electric Sitar:逆井オサム/Synthesizer Operator:松武秀樹]

このアルバム全体をとおして聴くと、はやり布袋さんのギターの音が際立っており(小室哲哉さんもいっぱつでわかりますが、、)自分の音を確立したミュージシャンの強さを知ることができます。

多くのギタリストは「ストラト」「テレキャス」「レスポール」などのギターの機種の音にはなっているのですが、その「ギタリストの音」になっているギタリストは限られてきます。

努力することを厭わない才能。どのギターをひいても「布袋寅泰」の音になる。
ここが、「自分の音」を確立したギタリスト布袋寅泰が天才である所以だと思います。

■目指すべきはONE AND ONLYの存在

考えてみれば僕はずっとONE AND ONLYの存在でいたいと思っていた
人と同じ時計をするのは何だか落ち着かない感じがしたし、ましてや同じギターを持っている奴にであったら泣きたくなった。
だれも弾かないギター、誰も着ない服、どこかひとつ違うものを求めて人と同じになることをずっと拒んできたのだ。
テレキャスターの先をジャクソンヘッドにしたのもそういう理由だった。

幸せの女神は勇者に味方する P93 2013年 布袋寅泰 幻冬舎

BEAT POPピックアップトラック

1. Overture~Cutey Beauty Beat Pop

この曲は元ネタがあったと布袋さんが発言していたような気がしますが、忘れました。
「DANCING IN THE PLEASURE LAND」や「MEMORY」、「DECALOGUE」にまで通じる単音リフ、うねるSPXの効果音、鋭いカッテイングやブラッシングなど
布袋さんの音が目白押しでインストにして「布袋寅泰はこんな音がだせます」って感じで名刺代わりになりそうな曲。
全体的にミックスがこの頃の小泉今日子さんのアルバム特有の高音処理なのですが、ギターが全面にでているので布袋さんのギターが堪能できます。
松岡英明さんのアルバム「VISION OF BOYS」はちょっとギターの音が小さかったので、この「BEAT POP」ぐらいギターが全面にでればいいなと思っていました。「VISION OF BOYS」はリマスターがでているようですが、いつか聴いてみたいと思います。
この曲は今聴いてもカッコイイと思えます、逆に耳の間口が広がったいまだからこそカッコよさがわかるのかもしれません。
ミュージック・スクエアで布袋さん自身が選曲していたほど、お気に入りの曲のようです。

7. Happy Blue★

イントロはHIPHOPなアレンジであるがメロディはPOPで山下久美子さんの3部作「POP」あたりに入っていそうな曲。
太いブラッシング、サビのペダルのクリーントーンのフレーズ、Justyを彷彿させるギターソロなど、全面に布袋ギター炸裂でホッピーさんと創造力を刺激し合い信頼関係を構築していることが伝わってくる。
ギターの音の硬さなどからBOOWYからGUITARHYTHM Ⅰへの音色の変化の過渡期を知ることができます。

9. Tell me・・・~The end

ラストの曲らしいバラードで小泉今日子さんの色気ある歌詞は自身での作詞、そして演奏は重厚。
XTCのスカイラーキングあたりをモチーフとしている印象。
パーカッションは「V」のライブでチェーンソーで火花を散らし、旗を振り回して大活躍であったスティーブ衛藤さんですね。
余談だが、XTCのAppleVenusぐらいの頃のインタビューで、現時点で一番好きなアルバムは?との質問にアンディはない。コリンは「スカイラーキング」をあげていた。
アンディがあのトッド・ラングレンと喧嘩しながら作った「スカイラーキング」だ。
トッド・ラングレンがアンディの意見をねじ曲げてPOPにしたアルバムは皮肉にもヒットしてしまい、アンディが収録することを悩んだ「Dear God」はカレッジチャートで火がつくという外れっぷり。この外れっぷりがアンディのファンにはたまらないと思う。

「スカイラーキング」にも布袋さんが好きそうなリフやアルペジオが詰まってます。

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もし、「BEAT POP」を聴いたことがない方は再発盤でなければ中古でやすく買えますのでぜひ聴いてみてください。
やっぱ布袋さんカッコイイな〜って気持ちがこみ上げてきます。

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最後までお読みくださいましてありがとうございます。



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