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日本のヴィンテージ・ギター(グラフィック社)を読む

2016-02-12

ビンテージギター GRECO TOKAI IMG 1938

このブログの管理人フカジは80年代後半にギターを弾き始め、90年代前半にバンド活動をスタート、90年半ば頃から酒に溺れ20年弱音楽活動や音楽自体から遠ざかっていた。
その後現在断酒550日を超え音楽への愛情が復活してきている。

フジゲン製造のGRECOのストラトSE-450

ビンテージギター GRECO TOKAI IMG 1818

先日某リサイクルショップで「音でません」とのことで、GRECOのストラトタイプを5400円で購入した。
長く放置されたことが伺えるくすみっぷりだったが、そこまで状態は悪く無くネックプレートには刻印からフジゲン製造であることを確認。

錆びた弦のままアンプに繋いでみると確かに音が出ない。
いったんバラして各部を磨き、弦を張り替えアンプに繋いでみると、長年放置されたことからか不機嫌そうな、すこしキンキンした音が出はじめた。

それから一週間微調整などをしながら弾いていると、びっくりするぐらいに鳴りはじめたのである

この音や塗装のレリック具合から察するに前オーナーは愛情を持ってこのギターに接していたであろうが、何らかの原因で放置されてしまったようだ。
私フカジのように酒浸りになりギターを全く弾かなくなり売りに出されたのだろうか、、など勝手に妄想するが、放置されれば音が不機嫌になるのもわかる(笑)

このギターはGRECOのSE-450という機種、450が値段のようで定価は45000円ネックはメイプルボディはセン、シリアルから80年に製造されたエントリーモデルのようだ。
36年前のギターなのにしっかりいい音がでる、メイドインジャパンって本当にすごいのかも、とすっかりこのギターに満足していた矢先にビンテージギターの本が発売された。

日本のヴィンテージ・ギター(グラフィック社)

ビンテージギター GRECO TOKAI IMG 1938

日本の時代背景を交えメイドインジャパンのギターを豊富な写真で紹介している。
写真やインタビューを読んでいると、日本人の「ものづくり」への情熱が伝わってくる1冊だ。
前述したGRECOのギターを弾いたあとに読むとさらにくるものがある。

日本のビンテージ ギター IMG 1947

画像:日本のヴィンテージ・ギター ,2016年1月25日, P80, グラフィック社.

ビンテージギター GRECO TOKAI IMG 1941

画像:日本のヴィンテージ・ギター ,2016年1月25日, 目次, グラフィック社.

特に、フジゲンの創業者である横内祐一郎氏のインタビューは興味深かった。

ビンテージギター GRECO TOKAI IMG 1946

画像:日本のヴィンテージ・ギター ,2016年1月25日, p.24〜25, グラフィック社.

ここで紹介されていた横内祐一郎氏の自伝本、「グレコの仲間たち」富士弦楽器物語を読んでみたいが、なかなか売っていないようでちょっと無理そう(笑)

80年代のFender Japan人気など、楽器を売る側が価値をあげようとしているのかもしれないが、やっぱり人気があるものにはそれなりに理由がある、と今回のGRECOのSE-450を弾いて思った。
このGRECOのムック本にも興味が湧く、しかしやっぱりジャパンビンテージは人気なんだ。

ビンテージギター GRECO TOKAI IMG 1943

日本のヴィンテージ・ギター、もし書店で見つけたら手にとってみてください。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。



 

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